あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。コロナ禍ですが、皆様お元気でしょうか。私は肉体面では元気です。精神面は……お薬美味しいです1

今年は人生初の就職や一人暮らしが控えており、不安と期待の入り混じった年です。一所懸命に生きていきますので、また一年、よろしくお願いいたします。


すみません、別件で年末から年始にかけて忙しくしておりますので、用件のみにて失礼いたします。


  1. ツムラの漢方は本当に適度な苦味と甘味があって、コーヒーにぴったりです。 ↩︎

今日、就職先を決める

就職と子供心

就職活動も終わり、長かった大学生活も末端が見えてきた。モラトリアムは閉じて、人は地を蹴って進む。蝋で固めた翼を広げて、それが溶けぬ夜のうちに、月へ向けて飛び立たんとするのである。

私は私自身に問いかける。

――夏が過ぎて冬を越えて、桜の蕾が何度膨らんでも、
私の中の子供心は、そのままでいてくれますか。


実のところ、私にとって、就職自体は特別なものではないのだ。

私にはやりたいことがある。思想がある。人間一人が為せることには限界があるから、企業という組織と協力して目的を達成したいと考えている。よって、就職自体が嫌とか、大学生活が失われてしまうという悲しみとか、そんなものはほとんど考えたことがない。 働くのが嫌だという言論の裏に動物的な滑稽さすら感じるほどに。『働く』とは人間社会と関わっていくということであり、すなわち『働く』の反対は『何もできない』である。『何もできない』ほど苦しいものはない。社会を恐れ布団で悶えて死んでいくくらいなら、いっそ外患誘致罪にでもなって極刑を課せられたほうがずっと良い。

ベンチャー企業でのアルバイト経験もあって、少なくとも志望している業界の範囲においては、社会がどのように動いているのか人並み程度に理解しているつもりだ。内定も複数いただいているので、後はどこが一番私の思想に適しているのか、各社インターンで見聞きした実情を加味しながら、自身と相談して決めるだけになっている。 ぶっちゃけた話、給与にもさほど興味がない。必要量だけあればよい。だが、一般に給与が高いということはそれだけ企業が社員を意識しており、つまり私の思想の実現というゴールへの近道である可能性が高いというだけの話だ。

さて、このように先へ進もうとする心がある一方で、私はその隅から、儚げに隙間風が吹くのも感じている。綺麗に張ったはずの障子に穴が空いているような、滑らかに積もった雪の斜面の中から雪を押しのけて狐が顔を出すような、むず痒くも可愛げのある、不思議な風だ。

その名を、子供心という。


コントロール不能な存在、つまり子供というのは恐怖である。同時に、何物にも代えがたい煌めきでもある。天真爛漫で、悪戯っぽく、疲れを知らぬほど活動的である。 それこそが子供の特権であり、存在意義に他ならない。仮に子供が全て理知的であったなら、人類はとっくの昔に絶滅しているだろう。人間にとって、理知の究極は自殺であるからだ。 大人が何故死なずに生きていられるのかというと、子供心があるからである。姿形は大人になろうと、その精神性、三つ子の魂百までとも呼ばれる心的本質は簡単には消えない。だからこそ死なずにいられるのである。煌めきとはそういうものだ。

だが、安心はできない。もしそれが失われ、現実と理知が直接対決しなければならなくなったとき、人間というものは自動的に負けてしまう。この世は不平等で、理不尽で、安易な救いを認めないのだから。そして、この世で暮らすうち、様々な要因で子供心は擦り減らされていく。例えば、私は大学三年生の夏、三日三晩一切動けなくなったことがある。あらゆる時間軸におけるこの世の万物に絶望し、食事も喉を通らず、ああ自分はここで死ぬのかとすら思ったものだ。 あの時、私の子供心は死にかけていたのである。幸い、当時は夜にだけ子供心が戻ってきてくれたおかげで何とか持ち直せた。

だが、同じことがもう一度起こったとしたら、残念ながら、私は次こそ死ぬかもしれない。子供心が減ることはあっても、もはや増えることはあるまい。私は既に子供ではないのである。私が医師から定期的に処方されているスルピリド錠が、客観的に私の状態を裏付けてくれるだろう。 故に、私が――いや、私の子供心が――危惧するのは、就職というきっかけによって、その心が致命的なまでに磨り減ってしまうのではないかという点である。 私の精神は強靭ではない。思想の強さでは負ける気がしないが、その癖打たれ弱い。学問的に言えばHSS型HSPで、俗語で言えばヘタレである。 突っ込むのは得意だが突っ込まれるのは苦手だ。

そんな私が就職によって心を擦り減らすことは想像に難くない。しかし、私はむしろ就職を望んでいる。だからこそ、子供心は隙間風となって私の前向きな精神にぶつかってくるのである。 子供らしい、何とも健気な抵抗ではないか。私はこの子供心を大切にしたいと思う。一方で、就職以後の生活に私自身が耐えきれるのかはやはり疑問であった。


だからこそ、私は私自身に問いかける。

――夏が過ぎて冬を越えて、桜の蕾が何度膨らんでも、
私の中の子供心は、そのままでいてくれますか。

そう尋ねる私の声を聞いて、あどけない私の心は、くすくすと笑いながら次のように返すのだ。

――さあね。それが分からないからきっと、僕は子供でいられるんじゃないかな。

この回答に対して私が次の質問を投げかけられるのは、当分先のことになりそうである。 そして、私はひとまず就職先を決めなければならない。だがこれは、子供心に対する私の思案に比べれば、赤子の手を捻るくらいに簡単なことなのだ。

GitLab.comのBronzeメンバーになった

GitLab.comのBronzeメンバーになりました

ちょっとしたご報告です。

つい先日、GitLab.comのBronzeメンバーになりました。 以前からGitLabはプライベートグループや自前インスタンス等でお世話になっていて、正直GitHubよりも好きです。プロプラの塊たるGitHubと違い、コア部分は自由ソフトウェアだし。そんなわけで、これからも頑張ってほしいという思いを込めてGitLab.comの有償プランをポチッとした次第です。

GitLabのBillingページでの表示

GitLabのBillingページでの表示

といっても所詮Bronzeプランなので偉くなったとかそんなこともなく、Freeプランと比較してできることが格段に増えたというわけでもない(これはそれだけFreeも大切にされているという意味での褒め言葉です)のですが、生活が困窮しない限りは続けていく所存です。上位のSilverグレードはやや魅力的だけれど、個人向けではなさそう1……。

そんなどうでもいいご報告でした。ちなみにGitHubも引き続き使います2


  1. プライベートなnpmレジストリが持てたり、地味に便利そうな機能があるっぽいけれど、Silverプランは個人よりもグループ向けな気がしている(料金設定からしてGitHubのTeam Planへの対抗だろうし)ので、個人プランとしての旨味があるかと言われると正直微妙。私としては、GitLabが(Silverプランはプロプラになるにせよ)自由ソフトウェアとしての部分を大切にする限り、その哲学に対してお金を払おうかなと思っている。それでも、今後社会人になったときに「GitHubよりGitLabの方がいいっすよ」と言いづらい微妙な価格設定なのが惜しい : GitHub, GitLabSalesに連絡したら団体割引とかあるんだろうか。
    18日追記: Sales ページに “We don’t currently offer any discounts for the Enterprise subscriptions.” とあるので無さそう。うーん。 ↩︎

  2. コミュニティサイズは大きいし、Microsoft傘下に入ってからサービス内容も拡充された感があるので。それでも独占に対しては抵抗したい。 ↩︎

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

新年ですね。あけましておめでとうございます。

……さて、お正月、終わってしまいましたね。 今日から平日ということで、皆様仕事や学業に戻られていることかと存じます。私もこの原稿を研究室で書いています。お正月に入る前は正月なんか暇なだけだしコード書いていた方がマシとすら思っていたものですが1、いざ終わってみるともうちょっとだけ暇になりたい……と思ってしまうのは怠惰の証ですね。よくない。私は走り出したら止まってはいけないタイプの人間のようです。


元旦は暇な自分が許せなくて、三島由紀夫の『金閣寺』を読んでいました。良い作品でした。私も金閣寺を焼きたくなった……のですが、三島由紀夫のその後を考えれば、焼いたところで世界は変わらないのでしょうね。残念なことですが。 でもって、もう一冊くらい積んである本を読みたかったのですが、なんだかんだ予定が入ってしまい読めず。春までにはもうちょっと読みたいところ。次はSFがいいかしら。『なめらかな世界と、その敵』2とか、東京で買って以来まだ読めていないのですよね。評判も上々なようで、楽しみにしています。近いうちに読もう3


初詣にて、例年通りおみくじを引いたら『半凶』というよく分からないものが出まして、セカンドオピニオンと称して再度別のお寺で引き直したら吉でした。どちらを信用すればよいのやら。調べてみると、半凶は凶より悪いそうです。ということは、間をとって末小吉くらいになるということでしょうか。 うーん、今年も楽には生きていけなさそうです。


そんなわけで、今年もほそぼそと生きていきます。また一年、よろしくお願いいたします。


  1. お正月自体は暇なだけだろうと思ってあんまり楽しみではなかった気がしますが、お正月に向けて浮かれている人々を眺めたり、その雰囲気に交じることは好きでした。 ↩︎

  2. https://www.amazon.co.jp/dp/4152098805 ↩︎

  3. フリじゃないですよ。 ↩︎

Flickr Proメンバーになった

Flickrは今、あなたの助けを必要としている

つい先ほどのこと。 何の気もなしにたまたまFlickrの公式ブログを閲覧していたら、『助けを求めている』というタイトルが目に飛び込んできた。一体何事かと記事1を開くと、Flickrを買収した親会社であるSmugmugのCEOによるもので、曰く「死に体だったFlickrを一度は救い、サーバーをAWSに移し替えて高速化するなど改善をしてきたし、今後も改善を続ける予定だけれど、肝心なお金がどんどん減ってきている。サービスの継続のためにも有料メンバーになって支援して欲しい」というものだった。

普段、私はこういった動きには冷静な方で「顧客に受け入れられないサービスは役目を終えたということなのだから、終了した方がお互いのためなのでは」と思いがちなタイプだ。 だが、今回については全く逆で「これはいけない、何とかせねば」とそのままFlickr Pro、つまり有料メンバーになってしまった。

なぜか。 それは、FlickrがCreative Commonsのような自由文化作品を広げようとする取り組みに対して大きな貢献をしてきたからだ。 Flickrには、Creative Commonsでライセンスされた自由に利用可能で高品質な写真の作品が多く存在する。これが失われるということは、人類にとって大きな損失だ。有力な代替は今の所存在しない気がする。有名なPixabayやUnsplashなどは不自由なライセンスを適用しており問題外だし2、そもそも当該サービスではライセンスに選択の余地がない。Flickrの代替としては全くふさわしくない。

私は自由が好きだ。Free of chargeではなく、FreedomとしてのFreeが好きだ。だから当然自由文化作品の思想は好きだし、こうした取り組みに大きな貢献をしてきたFlickrを応援したい。 それに、高価なデジタル一眼も持っていることだし、これをもっと使っていかないと勿体無い。Flickr Proになれば、写真を撮影して共有しようとする自分の意思をさらに強固にできるだろうという思いもある3。 そういうわけで、Flickr Proになった。

Flickr Proにはなりたてで、どれほど便利になったかはまだ検証しきれていない。が、アップロード枚数が無制限なのは目に見える特典だと思う。

このブログを読んでいただいている人の中で、自由を愛する、あるいは愛とまではいかないにせよ好きではある、という方がもしいらっしゃれば、年間約 $60 $70、つまり約 7000 8000円、寄付だと思ってFlickrに投げてやっていただけないだろうか。残念ながらソフトウェアの自由という意味では貢献にならないし、寄付にしては少し高めかもしれないけれど、写真という文化の自由を守るという意味では大きな意義があると思うのだ。

2020/01/22 追記

つい数時間前、Flickrからメールがやってきた。曰く、さらに価格を上げるとのこと。理由は上記の通りで、代わりに2020年にはさらなるサービスの改善を予定しているらしい4。 私は応援したい……が、少し不安でもある。フォーラムで意見を募っているので、意見がある人はそちらに参加するといいかもしれない5


  1. The world’s most-beloved, money-losing business needs your help, flickr blog, 2019年12月20日閲覧 ↩︎

  2. https://help.unsplash.com/en/articles/2612317-can-i-use-unsplash-photos-as-part-of-a-product-to-sellhttps://help.unsplash.com/en/articles/2612332-what-do-you-mean-by-compiling-photos-to-replicate-a-similar-or-competing-service が参考になる。端的に言うと、画像を競合サービスに使ってはいけない、そのままの状態で(あるいは変更をほとんど加えずに)販売してはいけないなどの制約が付いている。最大の問題は『競合サービス』『変更をほとんど加えず』の曖昧さだろう。例えば、GitHubにソフトウェアと一緒に画像をアップロードするのは良いのか悪いのか判断できない(ユーザーが画像をダウンロードできるという意味では競合と言える)。NG例として画像をクロールしてサービスを複製する行為が挙げられているが、それ以外については言及がない。コミュニティの感情次第でこの規定が乱用される可能性もあるため、個人的にはお勧めできない。不自由なライセンスだ。素直にCC-BYにしておけば解決できる問題なんじゃないかと個人的には思う。 ↩︎

  3. 何を隠そう、私は形から入るのが大好きな人間だ。 ↩︎

  4. What’s ahead for 2020, flickr blog, 2020年01月22日閲覧 ↩︎

  5. https://www.flickr.com/help/forum/en-us/72157712280985623/ ↩︎

弊サイトの連絡先メールをProtonMailに移行しました

プライバシー意識の高まり

弊 clvs7.com のメールアドレスについて、今までは英国(サーバー所在地は米国LV)のとあるウェブホスティングサービスのメール機能に一任していた1のですが、本日からProtonMail管理に移行しました。
ただ、そのホスティングサービスを信用しなくなった、というわけではありません。該当のサービスは数年間利用していますし、サポートチケットを投げたら迅速に対応をしてくれる良いところです。自社でVPSサービスもやっていて技術力にも定評があります。管理者の方はフォーラムでもよくお見かけしますし、そういう点でむしろ信用しているのですが……曲がりなりにもセキュリティを噛じっている身として、安全なコミュニケーション手段は持っておくべきなんじゃないか2という思いがあり、今回の移行に至った次第です。

ProtonMailは安全性をウリにしています。PGPにもネイティブで対応しているので、もし私にセンシティブなメールを送りたい方がいらっしゃいましたら、是非 私のメール用PGP公開鍵 で暗号化したメールをお送りください。

とりあえず一年間様子をみて(年間契約をしているので)、今後使い続けるかどうかを判断します。といっても、よほど不満な点が生まれない限り使い続けるとは思いますが……。

余談

流石に値段がやや高め。にも関わらず、間違えてドル建てではなくユーロ建てで払ってしまったせいで1000円くらい損をしました。悲しい……。


  1. といってもメール専門ではないサービスですし、お世辞にもメール機能(特にウェブメール)は使いやすいと言えなかったので、そこから普段使っているメールアドレスに転送するようにしていました。 ↩︎

  2. 英米含め5eyesの影響がある国の企業だと、どうしてもプライバシーという点で(理論上は)立場が弱いと思うのです。 ↩︎

Flickr始めました

Flickr始めました

買収されたり機能が縮小されたりしていたのに今更かよ、と思われた諸氏もいらっしゃるかと思いますが、表題の通りFlickrを始めました。

時代はInstagramと言われていますが、写真にオープンなライセンスを付与できる + 気軽に共有できるサービスってなかなか無いんですよね(Instagramだとできないですよね?)。それに、最近のサービスはどうもSNS要素を大きく取り込む傾向があって困ります(疲れるじゃないですか)。そこのところ、老舗のFlickrは昔からオープンなライセンス付与の機能があって、かつSNSらしさもほどほどに抑えられていていいなあ、と前々から思っていました。

でも、なぜ今頃始めたのか。

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本年もよろしくお願いいたします

本年もよろしくお願いいたします

年末にそろそろ更新しよう、更新しようと思っていたのですが、年が明けたらすっかり忘れてしまっていました。申し訳ありません。

そんなわけで、一月遅れとなってしまいましたが、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

ネタとか

新年前後から書きたい小説のネタが溜まってきていたり、精神科に通院することになったり、カナダに行きたい気持ちが天を衝くほど高ぶってきていたり、その他諸々文章にしたいものが多々あるのですが、しばらくは卒論発表や大学院へ向けてのあれこれをしないといけないこともあり、また後ろに延びていきそうな予感。できる限り早めに更新できるよう努力します……。

今年もよろしくお願いします + 早速変わったこと

今年もよろしくお願いいたします

あっという間に2018年ですね。

昨年は近親者が亡くなってしまったり、謎の感情に苛まれたりと災難が続いた年でした。

そういうわけもあり、今年は静かに、幸せに生きたい。

さて、幸せとは? ……とか言い出すのは、面倒なオタクなのでやめておきましょう。 私は少なくとも、友人や身内、そして自分が心身健やかに過ごすことができればいいな、と思っています。

近い人が本気で苦しむ姿というのは、見ていて楽しいものではありませんから。笑って済ませられる程度であればいいのですが。

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本サイトのライセンスを一部変更しました

本サイトのライセンスを一部変更しました

本サイトが提供するプログラムコード(スニペットコードなど、私自身が作成してこのサイト上で提供するコード)については、MITライセンスではなくCC0ライセンス(パブリックドメイン)で提供することにしました。

理由はいくつかあるのですが、このサイト上で公開する程度の規模であれば、わざわざMITライセンスを持ち出すほどでもないと判断したというのが一番大きいです。

GitHubで公開するような規模のソフトウェア、コピーレフトなソフトウェアの一部等については、引き続き別途ライセンスを明示しますので、そちらに従っていただければと思います。

これはこの記事を投稿した日時以降より適用とします。それ以前に利用していた方は、引き続き以前のMITライセンスのまま利用できます。
といっても変更後のほうが緩いライセンスになりますので、お好みで利用部分をコピーし直すなりしてCC0を適用していただければ。

自由に使ってあげてください。