Pangram AI Detector と人類、コミュニケーション

記事要旨
日本語を公式でサポートするLLM(AI)生成文の検出サービスであるPangram (Pangram 4)について、複数のジャンルの文章(人間製・LLM製の両方)を与えて検査し、その結果を比較・考察した。なお、Pangram 4について日本語圏でここまでちゃんと比較している記事はヒットしなかったので、導入検討等をしている場合は参考にしてほしい。

AI黎明期におけるコミュニケーション

猫も杓子もAI、AIと話す時代。朝から晩まで、どのモデルが良いだの悪いだのという益体もない話が全世界を席巻している。
通勤電車に乗ると、リーマンから学生まで、誰も彼もがAI(厳密にはLLM)について話しているのを耳にする。本当に、聞かない日がないくらいである1

かくいう私も、仕事・プライベートの両方でLLMを利用している。特に情報検索と翻訳の分野においては非常に便利かつ効率的だと感じているし、コーディングや文の校閲、アイデア出し等についても、しっかり中身を把握・管理している限りにおいては2有用だとも感じる。
LLM自体はただのツールだ。乱暴に言えば、学習データのパターンを非可逆圧縮した「モデル」にプロンプトを与え、統計的に尤もらしい回答を算出する仕組みにすぎない。LLMを「電力の無駄遣い」だと嘲る人間もいるが、それを言うならあらゆる娯楽がそもそも無駄遣いである。過剰なデータセンターの建設はLLMを取り巻く「バブル」の問題であるし、LLMの悪用やらひどい使われ方も、ほとんどは黎明期ゆえに生じている混乱であると思っている。バブルの盛り上がり的には山の頂点……から、ようやく若干下がってきたところだろうか3
電話ですら黎明期は罵詈雑言や無礼な使われ方が著しかったというし、LLMについても、数年もすれば必要な整理や規制は大方揃うことになるだろう。その上で、最終的にもたらされるのが禁止ではなく秩序であることは、もはや疑いようがない。

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亰都ザナドゥ -桜花幻舞- の感想

7月に日本ファルコムから発売された『亰都ザナドゥ -桜花幻舞-』をプレイし終えたので、簡単に感想を書きます。

なお、個人的な温度感というか、作品に対する熱量があんまり上がらなかったので、軌跡シリーズで書いていたほどの網羅的なレビューはしません。率直に書くので、あしからず。

閲覧注意 / Disclaimer
ネタバレはなるべく避けていますが、未プレイの方はくれぐれも閲覧にご注意ください。

公式PV(©Nihon Falcom Corporation)はこちら:

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友人と過ごす、一泊二日の無人島生活

夢の無人島生活

「獲ったどー!」なんて、今の子供たちには通じないのかもしれない。でもきっと、大人の世代——20代以降の人間には、この言葉の意味が伝わるはずだ。答えは「無人島生活」である。

去る今年の夏、友人たちと無人島に一泊二日で過ごしてきたので、この記事ではその顛末を感想として残しておく。

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『空の軌跡 the 1st (PS5)』クリア後の感想・レビュー

前書き

「空の軌跡」について

空の軌跡という作品への思い入れについて、ある人はこう述べた。

うーん、あまり優劣はつけたくないんですが、強いて挙げるなら一番最初に手がけた『空の軌跡FC』が思い出深いですかね。

この発言は、一介のファンや開発者によるものではない。空の軌跡を開発・発売している日本ファルコム株式会社の現社長——近藤季洋さんご本人によるものである1 。近藤社長にとっての初代「空の軌跡」は、あくまで一社員として、初めて企画から取り組んだ思い入れの深い作品なのだ。そして、初代こと空の軌跡 FCは2001年ごろに開発開始2、発売が2004年(Windows版)の作品である。つまり、生まれてからおおよそ20年の月日が経過したわけだ。

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『界の軌跡(PS5)』クリア後の感想

前書き

軌跡シリーズとの出会い

感想を書いていく前に、少しだけ自分語りをしたいと思う。久々の感想記事で思わず筆が乗ってしまい、消すのも勿体ないのでデフォルト非表示として置いておく。

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最近の人生について(2024年)

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人生と夏、来たる30代を見据えて

社会人になったのが2021年のこと。上京と初めての一人暮らしでドギマギしながらの新生活に揉まれ、会社の同期や先輩・後輩社員の方々にも恵まれた勤労を甘受しているうちに、気がつけば月日が経過していた。

それが私の人生においてどれくらいのインパクトであったかは、このブログの直近三年くらいを見返していただけるとお分かりいただけると思う。大学(院)を卒業した2021年春以降、急速に更新が衰えていたのがなぜかは言うまでもない。
とはいえ、最初の一年はなんだかんだ余裕があった……というより、あらゆるものが刺激的すぎて、体や精神が疲れを感じなかったと言うべきか。一人暮らししてすぐの頃、カレーを作ろうとして指を切り落としかけたこと1。今なお残るコロナウイルスによる災害に「灯火管制」とも揶揄された外出制限2。記事にもしたが、初めて夜のお台場をドライブした時の興奮と感動3。緊急事態宣言解除後の開放感、初めてのヒトカラ、初めてのチーム飲み会、初めてのカーシェアリング。初めての、初めての……。

そうやって毎日を生きているうちに、二度、三度と年を跨いでいた。今や友人とのドライブは珍しくもなく、新鮮に思えた都会の夜景も、今となっては地を這うゴキブリやネズミの方に気を取られるくらいには陳腐になった。複雑怪奇でミステリアスだったはずの都心の路線も、今ではなんとなく把握できてしまっている。今や少しばかりの刺激よりかは、空調の効いた部屋で寝転ぶ方に気持ちが傾く有様だ4

悪い成長に思い至りやすい一方、良き成長ももちろんあった。比較的些細なことについての神経質さは薄れて、ほんの少しだけ図太くなれた気がする。とはいえ相変わらずメンタルが豆腐なので、種類が絹から木綿に変わったくらいの感覚だが。

ともかく、こうした変化を以て「大人になったねえ」などと言い切ってしまって良いものか。人生そんなものだよと笑う自分もいれば、そう易々と言い訳に逃げるんじゃないよだなんて、冷ややかな目で制する自分もいる。

まあ、全てではないにせよ、かなりの部分が「大人」になってしまったのは事実だろう。これは悟りというよりかは、半ば諦めに近い。

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長距離ウォーキングずんだもん動画を作ってみた感想

唐突な長距離ウォーキングへの欲求

去る2023年の年末、私は、唐突に「歩きたい」という欲求に駆られました。
「散歩なんか普通だろ、とっととやれ」という感想を持たれた方も多いと思いますが、いやいや、そんなレベルの「歩きたい」ではなかったのです。より強力な、いわば「自分の限界を超えるくらいの長距離を歩きたい」という欲求でした。

なぜそんなことを思ったのか? それは、この世の中が余りにもしんどすぎるため1、いっそ限界を越えたらどうなるんだろう(見える世界が変わったりするんだろうか?)という知的好奇心によるものです。「どうせ生きているだけで心がキュッと絞られるようなことが多いし、もう握りつぶす勢いでやってみたらどうか」的なメンヘラ特有の精神ムーブ2であることは否めませんが、とにかく、生まれた衝動が冷めぬうちに仲間内からも参加者を募ったところ、無事に数人で長距離ウォーキングを決行することになりました。私と同様、友人らも人生への疲れと救済を求めていたのかもしれません。

この記事では、その計画から実行までの経緯と結果と、歩いている際の映像をずんだもん動画に編集した事例についてご紹介します。

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秋の夜、海沿い、ドライブ

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夜、ドライブに繰り出す

人間、ひょんなことから唐突に行動を起こすことがある。ゴミを踏んだのをきっかけに部屋全体の掃除を始めたり、不快なニュースの見出しを読んだのをきっかけにSNSで憂さ晴らしを始めたりするし、あるいは何の気なしにドライブに行きたいと友人へ言ったらとんとん拍子に話が進んですぐ行くことになったりもする。
今回の私はまさにこれだった。晩御飯を食べ終えた夕暮れに、ふと浮かんだドライブという言葉1。まあ断られるだろうなと思って友人Aに声をかけると、思っていた以上に反応がいい。さらに友人Bも巻き込んで(彼が車を出してくれることになった)、気が付けば品川駅東口に立っている自分がいた。
夜の街へ誘うキャッチの人々を横目に同乗者の友人を待つ。が、なかなかやってこない。暇なので、数日前まで話題になっていた回廊を眺めてみる。柱の上部に設置されている複数台のディスプレイから流れているのは天気予報や無難なものばかりで、一人たりとも画面へ注意を向けていない。まったく、どうでもいいものに対しては誰だって寛容でいられるものだ。

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大学生活の振り返り

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長いようで短かった6年間

去る金曜日に、6年間在籍していた大学を修士でようやく卒業しました。2年前の学士卒業の時は全く感慨を感じなかったのですが(そのまま院に上がったので当然と言えば当然)、今回は大学を去るためかそれなりに感じるものがありました。

学生生活を、ゆるく振り返ってみます。

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親切さと防衛機制

情けは人の為ならず

先日、D・カーネギー著の『人を動かす』という本を読みました。
内容をざっくり要約すると、相手を動かしたいなら批判を避けよ、親切になれ、相手の立場で物事を考えろ……というように、考えてみれば当たり前のことばかりが書かれています。
しかし、この本のよいところは、きちんと具体例(実際の事例)が記述してあるという点です。
読めば読むほど納得感が出てくる仕組みになっていて、読後は「明日から人には優しくしよう」という気持ちになれます。
親切は巡り巡って自分にとって利益になる。いわゆる『情けは人の為ならず』『取らんと欲する者は先ず与えよ』『三方よし』というやつですね。
私もこれらを理解していたつもりではありましたが、いざ『人を動かす』を読んで実際の事例に触れてみると、ますます他人へ優しくしようと思えてきたのです。感情論ではなく、明確な実利があるのですから。

これだけ読むと、そりゃあいい考えじゃないか、とっとと優しく生きていけよ、と思う方も多いと思います。
ただ、やはりと言うか、これがなかなか難しいのです。

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