院試の結果
私の在籍している某大学では、院試の筆記試験が行われた次の日の面談でほぼ結果が分かるのですが1、正式な発表はまだ出ていませんでした。
それが、昨日、正式な結果通知が大学からやってきまして。ドキドキ開封タイムを終えて一日が経ったところです2。
結論から言うと、受かっていました。合格。嬉しい嬉しい。
面談日に大体分かっていたとはいえ、最後の最後で逆転負けする可能性も否定できなかったので、これで一安心です。
……とはいえ正直、筆記試験はウワーッと言いたくなるほど手ごたえがありませんでした。
これで周りが「簡単だったねー!」だなんてワイワイしていたら終わりかもしれんなあ、なんて考えながら答案用紙の回収を待つ私。
が、解散後に周りを見渡してみると、受験生が口々に話すのは「難しかった」「マズいかもしれない」というような言葉ばかりで、まあ、やはりそういう難易度だったんだなと。
そうして一縷の望みを胸に迎えた面接で、このままいけば合格圏内だねと告げられた時は本当に安心しました。
研究室の同期も全員合格したようで、いやー、良かった良かった。
……と、書くことはこれくらいしかないのですが、後半にちょっとだけ試験の感想を述べたいと思います。
難易度
私は情報工学専攻で受験したのですが、全体的に難化していたと感じました。
ちなみに受けたのは、
- 電気電子回路
- 情報理論
- 計算機ハードウェア
の三科目です。
来年からはカリキュラム変更の影響で院試問題がゴソッと変わるようなのですが、そうした影響もあって難化したのかもしれません。
……なんて書いてみましたが、それならかえって易しめに作るのではないかという考えもあるので、真相は不明です。
問題作成者も異なるでしょうから、意図もそれぞれ違うでしょうし。
以下、それぞれの簡単な感想です。今確認したところ、大学のウェブサイトに過去問が上がっていました3ので、興味がある人は問題を読んでみると面白かったり面白くなかったりするかもしれませんね。
電気電子回路
大問二つで、一つ目の問題が初っ端から難しく感じました。
交流電源二つが逆向きで繋がっており、しかも片方は抵抗と並列になっているという構成で、その他いろいろ付属品付きでホゲーッという回路です。
二つ目は傾向通りの問題だったので良かったのですが、とにかく最初の大問でしてやられた感があります。元々得意でもない科目だったということも災いし、焦りが出てしまいました。
今になってよく考えてみると、重ね合わせの理を上手いこと利用していけばよさそうと思いついたりもするのですが、当時にそんな余裕は無く。無念。
情報理論
全体的にこれでもかと言わんばかりの計算量を詰め込んできており、そもそも解答用紙に書ききるのが物理的に困難そうな問題でした。
そのくせ難易度も決して簡単ではなく、微妙な出来に。
計算機ハードウェア
良問。電気電子回路のようにファッキン奇抜な問題を出すでもなく、情報理論のように数でゴリ押しするでもない。
それでいて、ある程度の網羅性と考える能力を試しているような問題でした。
計算機ハードウェアの問題は解いていて楽しかった。問題作りがつくづく上手いなと感じました。
まあこんなものかナ、なんて今でこそ思ってしまいますが、当時は本当に嫌でしんどかったものです。
もし今後院試を受ける方がいらっしゃいましたら、少なくとも試験期間中にドラ〇エをやるのはやめておくといいと思います。
気が付いたころには、数十時間経過したセーブデータが転がっている羽目になりますので。
以上、私の院試記録でした。入院は来年です。