Raspberry Pi 3でFedora 28 Minimalを起動する際、画面がブラックアウトしてしまう問題の対応

Fedora 28 on RPi3

諸事情あって、Raspberry Pi 3上でRaspbian以外のOSを動作させる必要が出てきたのですが、調べてみると私の要件ではFedoraが一番最適そうでした。

そこで早速、最新のFedora 28をmicroSDに焼いて起動してみたのですが……ペンギンが出現してすぐにブラックアウトしてしまいます。
これでは初期設定ができません。困った。

ただ、ログやネットワーク越しの反応を見る限り、OS自体は死んでいなさそうだったので、何かあるんだろうなあとしばらくネットを徘徊。

で、Fedoraが提供しているarm-image-installerのソースコード1を眺めていると、『fix up rpi2/3』という怪しい項目が。
そこではVC4というGPUドライバを無効化しているようでした。これだ!2 3

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ArchLinuxでL2TP/IPsecなVPNへの接続を行う

2017/06/09 : 最新のArchの環境で、接続後正常に通信できない場合がある問題について追記しました。
2017/08/08 : libreswan 3.19(3.20が上手く動作しなかったので下げています)において、networkmanager-l2tpの動作を確認しました。libreswanとxl2tpdさえ正しくインストールされていれば、もうコマンドラインを叩かなくても良いようです。ちょっと嬉しい。
2018/08/27 : 古い記事への追記で恐縮ですが、筆者は現在、libreswanではなくstrongswanを利用しています。結果としてlibreswanよりも安定性が向上しました。一部libreswanとは設定ファイルの書き方が違いますが、ほとんど同じです。また、対向先が古い暗号化方式(3DES等)を用いている場合、明示的にそれを指定しなければなりません。例えばRTX1100が相手であれば、

ike=3des-sha1-modp1024
esp=3des-sha1

をstrongswanに読み込ませるconfに記述する必要があります。事前にike-scanで確認しておくとよいと思います。


冷遇されるL2TP/IPsecクライアント

先日、大須にて中古のThinkPad X220iを購入したのですが、折角なのでArchLinuxを導入することにしました。
順調にGNOMEも導入し、各種設定も終えたのですが、一つだけ上手く動作しない機能がありました。そう、L2TP/IPsecなVPNクライアントです。
私がArchLinux初心者ということもありますが、かなり骨が折れました。大学祭の最後、後夜祭のレーザーショー開始五分前に部室でようやく動作を確認できた瞬間は、本当に嬉しかったですね。私の精神状態がレーザーショーでした。
そんな訳で、NetworkManagerのL2TPプラグインから始まり、いくつもの方法を経て見つけ出した接続方法を、ブログにて共有したいと思います。

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